薬に頼らない栄養療法の魅力

栄養療法は人間の本来の免疫力や自然治癒力などの機能を回復させ高める治療法です。
オーソモレキュラー療法とも呼ばれ、病気や炎症を根本的に治し、細胞レベルで体全体の状態を改善していきます。
症状や状態に合わせて摂取すべき栄養素を補うことで、体内の炎症を抑え、毒素を排除し、理想的な状態に戻します。
これにより、薬だけに頼らず、または薬の量を控え、副作用等の少ない環境で不調を改善させていくことができるでしょう。

薬に頼らない治療は、症状の緩和や完治までに時間がかかると思われがちですが、そうでもありません。
実際、長期間の投薬で期待した改善が見られなかったにも関わらず、栄養療法に切り替えたとたん短期間で効果が見られたという例も少なからずあります。
このことから、適切な栄養素を摂取することが体内環境にとっていかに大切であるかがわかります。

どんな病気や症状も発端は細胞の炎症にあり、それが代謝を低下させたりして体内環境に異常を起こしています。
また、このように栄養摂取により細胞レベルで炎症を抑えることにより、アンチエイジングや美肌効果も合わせて得られるのもこの治療法の魅力の一つです。

健康は、正しい栄養摂取や適度な運動、十分な睡眠など、日々の丁寧な暮らしの積み重ねの上に成り立っています。
一方、病気とはこの積み重ねが、気付かないレベルで徐々に欠け始め、体に大きな悪影響を及ぼした状態を指します。
自然治癒力で解決できないほどの重症であれば薬の力に頼る必要もあるでしょうが、初期に発見された場合はなるべく栄養療法を実践した方が、副作用などのリスクもなく病を治すことができるでしょう。